今朝のネット報道はみな歴史的勝利とか大番狂わせとか、日本ラグビー史上のチームの快挙を讃えている。
私も今朝の3時までテレビ画面に釘付けになっていた。
日本ラグビーが、あの強敵(ワールドカップ2度の優勝を誇る)南アに勝ったのだ。
おそらく試合前は日本チームを除くほとんどの人、いやすべてが南アが勝つ、と思っていただろう。
私も3:60かなくらいしか思っていなくて、試合開始が12時45分の深夜だったため、前半見て内容次第で寝ることを考えていた。
それが、スタートから選手の表情が違った。妙に落ち着いているというのか優勝候補の南アを相手に冷静なのだ。
これは、と思わせる落ち着いたゲーム展開だった。それでも前半20分までだろうと、私は慎重だった。
五郎丸のペナルテイーキックから始まり前半はほぼ互角(10:12)。よくやっているとは感じていたものの、いつも通り後半に入れば力の差が歴然とスコアに現れ始めるだろうと思うものの、選手の頑張りにテレビの前から去ることはできなかった。
ところが後半は、前半以上に素晴らしかった。
中でもディフェンスが素晴らしかった。あの巨体の敵に対し、果敢に二人タックルで守り抜き、ほとんどゲインを許さなかったのだ。それは組織立って守られていた。タックルミスがひとたび生じれば、それはトライを意味する。現にゲームを通じて2度のタックルミスがトライに結びついていた。
さらにスクラムもよかった。スクラムでのターンオーバーがなかったからだ。確かに前半は劣勢で押されていたがボールを失うことはなかった。
さらにさらに素晴らしいことは、トライを取ったことだ。ランキングベスト3の強敵相手にトライなど夢また夢のことだったからだ。しかもそれも見事な連係プレーでのトライだった。素晴らしいの一言。
さあ、初戦突破。次戦はまたまた強敵のスコットランド。この勢いが続くか、それとも昔の日本に戻るか、正念場だ。
がんばれニッポン。
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